けむり屋の成立ち
北海道上富良野町、北海道のほぼ真ん中、夏暑く、冬寒いところです。平成8年に、農家の跡地を手に入れ引っ越してきました。雑木林を含めて1,800坪の土地に築25年以上の住宅、ぼろぼろの納屋そして30坪の大型倉庫が付属していました。
我が家から見える家はただ一軒、約1Km先にあります。見えないけれども一番近いお隣まで300メートル。道路からも100m奥にあるのでとても静かな所です。
自宅を住める様に日曜大工で改築し、大型倉庫の中に15坪のソーセージ工場をこれも日曜大工ならぬ毎日大工で建てました。ぼろぼろのユンボ(パワーショベル)を手に入れ基礎を掘り給排水工事をし、2×4工法で小さな事務所、処理室そして包装室を作りました。工場の建築には、一人で約3ヶ月間かかりました。(平成12年1月売店増築)
必要な食肉加工機械等を搬入し、試作を重ね、営業開始したのは、平成9年4月。(写真は、開業時のもの)
無添加のこだわり
我が家の家族構成は、妻と子供2人。うちの子は、ソーセージが大好き。この子たちが、毎日食べても安心な美味しいソーセージを造りたい。けむり屋の原点は、ここにあります。けむり屋の製品はすべて無添加。その秘密は、鮮度の高い豚肉(もちろん生肉)を使うこと、そして手間と暇を惜しまないこと。市販されている多くのソーセージは、冷凍輸入された豚肉を使用しているためどうしても添加物が必要になります。 もちろん、無添加であることのリスクもあります。賞味期限が短く、デリケートなこと。デパート、スーパー等での販売は難しいことが多く、お話を頂いてもお断りさせて頂いています。当店の商品は直売所にお越しいただくか、当店の通信販売でお求めください。 こんなわけで、ご旅行中に立寄られてもお持帰り出来ないことがあります。旅行中であれば、クール便での宅配(当店からお送りできます)をご利用頂くのが一番です。2~3時間でご帰宅できるのであれば、保冷バック・保冷剤をご用意していますのでご利用下さい。(¥3,000以上のお買上げで保冷剤をサービスさせて頂きます)
けむり屋のネーミング
ソーセージは蝦夷山桜のチップで、ベーコン・ハム・スモークチキンは蝦夷山桜の薪をゆっくりと煙らした、どこか懐かしい香り。スモークにこだわり、この香りを大事にしています。スモーカーは、自分で設計し、鉄工所で作ってもらったオールステンレスの手間のかかる直火式のもの。スモーク中は、工場周辺にこの香りが漂います。