北海道上富良野町。山の中にある小さな小さなソーセージ屋です。
新鮮な豚肉(北海道産)、塩と香辛料だけを使い、焦らず急がず、手間と暇を十分にかけ素材の力を丁寧に引出しました。
時間と自然が作り上げた、ソーセージ・ベーコン・ハム。
保存料、着色料、増量剤等を一切使わない自然で純粋な味を是非お試し下さい
2024年4月

皆様お元気でしたでしょうか?前回ボヤいてから1年近く過ぎてしまいました。あっという間にと言いますが、私の場合は、あっと言おうと思って口を開けようとしたら1年過ぎてしまったという感じです。

今年は始まりからとんでもない年になりました。能登半島地震に羽田空港の事故。亡くなられた方にお悔みを申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。 ここ上富良野も他人事ではありません。 大正15年に大爆発を起こし泥流で大災害を引き起こした十勝岳があります。 今年の3月30日には火山性微動がありわずかな傾斜変動が観察されたそうです。我が家は、当時の泥流が流れたルート上ではないのですが、同規模の爆発があればライフラインの壊滅的なダメージが想像できますのでけむり屋は存続不能になるものと思います。

今のところ、当店周辺では何も変わらない穏やかな日々が続いています。ありがたいことです。

 

当店は毎年1月全休させて頂いております。理由の一つは設備の大規模なメンテナンスを行うため。もう一つは、12月にご注文が集中するため、休みなく働いた体を休めるためです。 1月は反動で糸の切れた凧状態になってしまいます。(ちなみに頭の中は糸の切れたタコになっています) 社会復帰に1ヶ月を要します。 今年は、設備のメンテナンスとして工房の床を大改修しました。 床はコンクリートでできていますが、100㎏を超える台車が行ったり来たりするため表面が摩耗したり欠けたり、水たまりが出来たり。ここ2,3年で損傷が激しくなってきました。どうしたものか考えていたのですが、YouTubeを見まくって床全体をモルタルでかさ上げして厚膜型のエポキシ樹脂で床塗りすることにしました。(床塗りと床塗装は似て非なるものです、詳しくはYouTubeを御覧下さい)テーブル等の移動させることができるものは全て外に出し、スモーカーや大型の食肉機械は下駄を履かせて1㎝持ち上げ、厚塗り用のミックスモルタルを使い床全体を8㎜ほど高くしました。モルタルの乾燥に2週間10℃以上を保たなくてはならないので、真冬の北海道では温度管理が大変でした。あとは塗装です。一般的な床用の塗料は、刷毛やローラーで塗ると思いますが、溶剤が抜けて乾燥するとその厚さは、0.0?㎜くらいだそうです。これは、埃等が出るのを抑えるのが主な目的だそうで、重量物が通ったり、頻繁に人通りがあるところには適さないものです。当店では厚塗りのエポキシ樹脂系の塗料を使いました。ドロドロとした塗料をコテで塗り広げる感じです。厚みは、2.0㎜以上になるようにしました。

 

出来上がりですが、一言でいうと「素人はやめた方が良いんでないかい」です。 まず、モルタルです。何度かモルタルで塀の補修とかしたことがあるのですが、失敗続きでした。反省を踏まえ今回は十分に準備したつもりでしたが、完敗です。左官屋さんのお仕事はその道のプロに任せた方が無難です。ちょっとDIYをかじった程度ではどうもこうもありません。工房の床も凸凹になっちまいました。そもそも、還暦過ぎでもうすぐ年金が貰えるような齢の素人がやるものではありません、腰が痛いです。 床塗りは、これまたコテで塗り広げるので中腰です。モルタルよりはマシですが、腰が爆発します。

 

全くの失敗作ですが、強度は抜群です。これで安心してソーセージが作れます。

 

費用は、資材だけで20万弱でした。プロに任せると、想像ですが、左官屋さんと床塗りは別々の業者にお願いすることになるようなので、3~5倍はするのでないでしょうか?

 

結論としては、お金がある人と綺麗に仕上げたい人は、迷わず業者にお任せするべき。 私のようにお金のない人と腰が爆発してもよい人は、DIYに挑戦してみるとよいでしょう。

 

追記) 上記の文章に技術的な誤りまた稚拙な表現、誤字があっても責任は持ちません。なお、DIYすると腰が自動的に爆発します。



左から

 ・床をサンダーで研磨し古い塗装を取除いた状態

 ・プライマーを塗った状態

 ・モルタルを8㎜厚で施工した状態

 ・床塗り2㎜厚で施工した状態 完成 

2023年5月

大変長らくご無沙汰しておりました。

 

筆不精というのでしょうか、沢山の方々がSNSなるもので毎日ように情報発信されていることにビックリ仰天しております。

私のように仕事と趣味の境界がはっきりしない生活をしていると、日々雑用であっという間に過ぎさってしまいます。DIYネタなど、山ほどありますが、自分でやる作業を他人様に提供するほどの余裕はなかなか見つけられないのが実情です。 恐縮ではございますが、突然「ボヤキ」だすと思いますので、その節はお付き合いいただければ幸いです。

 

とはいえ、この生活は自ら始めたある意味理想のスタイルなので後悔はまったくなくこれからもこんな感じで生きていければと思っています。

 

22年1月からの出来事をスマホに残されている写真を元にお話しさせて頂こうと思います。

. 21年1月 先にお伝えした通りサイレントカッターという食肉加工機械が2020年末に壊れました。 それから1週間ほどたった20211月、自宅のトイレが壊れました。便座からの水漏れですが、新築時に取りつけたトイレが一体型というもので便座のみの交換が出来ないものでした。選択支は2つ。一つは同じく一体型のトイレに交換。二つ目は新品のセパレート型に交換です。 どちらにしても古いトイレは全撤去ですので、今後同様の故障があっても便座だけの交換で済むようにセパレート型を選択しました。年始早々の作業がトイレ交換とはなかなかな年になる予感がしたのを覚えています。ネットで注文して、一人で5時間程かけての作業でした。トイレの設置は初めてでしたのでYouTubeを見まくりました。

 

2. 21年6月は、修繕3兄弟でした。 自宅玄関のタイルが剝がれていたのを補修しました。二三年前から剝がれ始まったのですが見ないふりをしていたらあまりにも見すぼらしくなったので、時間を見つけては少しずつ張り直しました。 ②自宅の土留めのコンクリート塀が壊れてきたのでモルタルを流し込んで補修しました。 ③カフェのテラス床が弱っていたので営業開始前までになんとか張り直しました。  


3217月 開業25年目にして初めて日の出公園(上富良野町)のラベンダー祭りにいきました。ライトアップされたラベンダーはなかなか素敵でした。
4. 218月.ひょんなことから観光用のヘリコプターに載せてもらう機会がありました。 自宅が近いことをパイロットの方に伝えると、自宅上空を一周して下さいました。

5. 20221月 愛猫の具合がとても悪くなり正月早々ペット病院に駆け込みました。腎臓と胆嚢に問題があるみたいで、自宅で毎日2回点滴(皮下注射)をすることになりました。余命を先生に尋ねると、「同様の症状で1年ももった猫ちゃんもいましたよー。」とのことでしたので、長くても1年と覚悟しました。残された時間だけでも好きなことをさせてあげようと思い、病院食ではなく、お高めの餌にしたり、家猫なんですがだっこして外を軽く散歩したり、一緒に寝たりすることにしました。その結果、今23年5月ですけどすこぶる元気になり、点滴も必要なくなりました。結果、やたら甘えん坊の猫が出来上がってしまいました。どうゆうこと? 

 

6.同じく20221月 自宅の給湯ボイラーが壊れました。すぐに設備屋さんに来てもらいましたが、交換が必要とのこと。新型コロナ感染症の影響で給湯器の手配がつかないとのことで6ヶ月待ち、あるいはそれ以降になるかもといわれてしまいました。半年も風呂に入れないのはちょっとなーと思い、代案を検討しまくり、結果として24時間風呂を設置することにしました。水から40℃位に上がるまでは20時間ほどかかりますが一度沸いてしまえば電気の力で一定温度をキープしてくれます。 一週間に一度水の入れ替えが必要なので、電気代が心配でしたが背に腹は代えられない状況でした。これも、ネットで注文して簡易設置に1日、本設置までには設置台も自作したので10日間くらいかかりました。ユニットバスに電源ケーブルの穴を開けるのにはなかなか勇気が必要でした。 

 

さてさて、ここから真打登場です。けむり屋は今まで妻と二人だけで切盛りして来ましたが、娘が加わることとになりました。高校卒業のときに後を継ぎたいと言ってきたのですが、極小ソーセージ屋とはいえ一応経営ということもあります。商売という観点からすると田舎生まれ田舎育ちではあまりにも世間が狭い。もう少し人生経験が必要ということで、大学を含め東京へしばらく行かせることにしました。そのうち気が変わるかもとか思っていたのですが、その気は全く示さず、就職もちゃっかり食肉関係の会社に潜り込んだりして準備を進めてきたようです。今年1月末にUターンして、2月から見習いとして働いています。これから、皆様の御対応をさせて頂くこともあろうかと思います。何卒、よろしくお願いいたします。 以下は、本人の弁になります。どうかご一読下さい。


後継ぎからのご挨拶

日頃よりけむり屋をご愛好くださる皆様、はじめまして。

絵のような丘で生まれ、絵(かい)と名付けられました。けむり屋の娘です。

 

私は幼少より、深夜から自宅横の工場に向かう父、家事育児に加え庭や畑など幅広い仕事をこなす母、そしてこの山奥の小さなソーセージ屋へと足を延ばしてくださるお客様を見て育ちました。私が外で遊んでいる時にやさしく話かけてくださった方、母のホットドック屋さんで“お手伝い”をする私を優しく見守ってくださった方、私が家を離れた後でも『娘さんは元気?』とたびたび声をかけてくれた方もいらっしゃると聞いております。

まずはそんな暖かな環境で育ったことを誇りに思い、皆様に心から御礼申し上げます。

 

話は変わりまして実はけむり屋の娘、15歳の時すでに上富良野を離れ、道内の高校で寮生活をしておりました。そこでは今でも恩師と慕える素晴らしい先生方と出会い、大切な友人達と出会い、後輩にも恵まれ幸せに青春の花を咲かせていたのですがやはり進路という問題。さぁここからどうしようという話です。

 

正直に申しますと、その頃から私には会社勤めが向かないであろうという殺伐とした気持ちがありました。どうにも幼少から属するということが苦手で、これから一生何かの組織に身を据えて生きるということが、どうしても想像できませんでした。そんなことではこの先人生が続かないとすら考えていたほどです。

 

私の幸せって何だろう、どうしたら私は幸せになれるんだろうと若輩ながら思考を巡らせていたところそれは急に、パチンッと目の前に現れました。

 

『けむり屋があるじゃないか』

 

17歳の私、ずいぶんと大きく舵を切ったものです。

 

高校卒業後そのままけむり屋に入るということも可能でしたが、まずは視野を広げようと父からの勧めもあり東京へ移りました。大学で経営学を勉強する傍ら、どうやら学ぶことが好きだったらしい私はちゃっかり興味のあった哲学や宗教学にも手を出し、ダブルスクールもびっくり4つの学校を毎日ドタバタ駆け回っていました。選択の自由をくれた両親には頭が上がりません。

 

大学卒業後は食肉卸の会社に入社し、けむり屋で活かせる知識と実践の習得、そしてなにより会社に属するという社会勉強をさせていただきました。先述した通りやはり会社勤めは苦手だなぁと感じた私でしたが、けむり屋に訪れるお客様の中にけむり屋の暮らしを“憧れ”とする人たちがいること、そして父自身も田舎に憧れシステムエンジニアから転身した身ですので、やはりここは世間を知らずしてけむり屋を継ぐことはできないと必死に食らいつきました。

 

月日が経ち20232月。『子たちが毎日食べても安心な美味しいソーセージを造りたい』そんなけむり屋の下で育った娘がけむり屋に戻って参りました。まずは父の築いてきたこのお店、この味を学び、将来は子どもたちそしてけむり屋を愛してくださる皆様に毎日食べても安心な美味しいソーセージをお届けできるよう注力していく所存です。

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

二代目けむり屋の店主として、一刻も早く尽力できるよう日々精進して参ります。

今後とも変わらぬご愛好のほど、何卒お願い申し上げます。

 

拙い文章ではありましたが、皆様へのご挨拶と代えさせていただきます。

 

けむり屋の娘 絵

2021年1月

12月は、お歳暮・クリスマス・年末・年始と続きますのでけむり屋にとって大忙しの特別の月です。通常は4時起床ですが除雪作業が追加になるので、天気によってはもっと早く目覚ましを掛けたりします。1月はその反動でひと月まるまる冬眠させて頂いています。

たくさんご注文頂いた商品もなんとか発送を終えた12月末、これが今年最後のソーセージ作りで、明後日から長期のお休みだーという日の早朝、いつものように食肉加工機械のスイッチを入れたら、おや???電源が入りません。ええええ?ピンチ・ピンチ、昨日まで何の問題もたく動いていたのに。いつか来るだろうと思ってはいましたが、ここで来るか?頭の中で色んな思いが駆け巡ります。ここは落ち着いて原因を探ります、テスターで電圧を見ます、機械までは電気が来ています。次はヒューズの確認、裏蓋を開けてみます、思ったよりは綺麗な作りでしたがヒューズが見つかりません、これだから外国製は嫌いです。よくよく見ると発見しました見慣れぬ形をしていましたがヒューズのようです。一つ一つテスターでチェックしましたが異常はありません。思ったより根が深そうです。素人ができるのはここまで。あとは専門家に任せるしかありません。業者に連絡して翌日に来てもらうことに。そして翌日、診断結果は修理不能。買換え確定。出費は300万弱。ふげげげげげーーー。
落ち込んでいる場合ではありません、頭を切替え、予約済みのお客様への対応です。たまたま、お一人で大量にご注文頂いていた常連のお客様がいたので事情をお話ししてご注文内容を一部変更させて頂きました。お蔭様で他の客様には、ご希望通りに商品を発送できました。不幸中の幸いというのでしょうか、被害は最小限に抑えることが出来ました。

ががががです。新しい機械を発注しましたが搬入まで2週間ほどかかるとのこと。1月10日すぎの搬入になることがわかりました。今年は1月の冬眠は10日間ほどで、あとは新しい機械を触りながら、特性を理解していく作業が待っていました。新しいだけあって性能は良くなっているの、でやれやれ半分で楽しみ半分です。

てなわけで、今年はいろいろと消化不良です。というか、去年からコロナの問題で消化不良続きです。秋ごろには解決していてもらいたいものです。

ちなみに壊れた機械は、サイレントカッターとよばれるもので、家庭にあるフードカッターを馬鹿デカくしたようなものです。けむり屋は、今年で24年目ですが、この機会は20年ほど使っていました。考えてみれば、12月の最終日に壊れるなんて、なんて親孝行なんでないかいと思います。1月冬眠開けに壊れたなら、さらに2週間以上お休みしなければならないところでした。7月なんかに壊れたら万事休すです。そう考えると365日のうちで一番被害の少ない日に壊れるなんて泣けてきます。支払いを考えるとますます泣けてきます。

左の写真は壊れたサイレントカッター、右は新しいサイレントカッターです。外観は、ほぼ一緒。中身は結構改良されているそうです。大きな違いは、4枚刃が6枚刃になったことです。


2020年9月

9月も中旬になってようやく一息つけそうです。
4月までの売り上げは絶望的な数字でしたが、5月から急激に回復してきました。直売所での売り上げは若干落ち込んでいましたが通信販売が大きく伸び全体としては例年並みになって来ました。6月からは、若いお客様がとても増えました。おそらく普通でしたら昨年までは海外旅行に行かれていた方ではないかと思います。道路はレンタカーだらけという感じで直売のお客様が大変増えました。道民割の効果も大きかったのではないかと思います。GOTOトラベルはこれからが本番ですが、効果はかなりあるのではないかと想像しています。お蔭様で6月からはフル生産しており、例年お盆が過ぎたころには一息つくのですが、今年は9月中旬になってようやく落ち着いてきました。
ご来店のお客様、通信販売でご利用頂いたお客様、本当にありがとうございました。けむり屋はなんとか生き抜いています。
とは言え、このまま例年通りになるとはとても思えません。12月が当店の正念場ですが、今できることを丁寧にやり続けるしかありません。
2020年6月

今年も6月20日にカフェをオープンしました。 
営業日は、カレンダーでご確認下さい。6月20日~8月30日までの土曜・日曜・祝日の11:00~15:00のみ営業しています。
料金は、店内飲食とテイクアウトの税込み価格を統一しました。 
なお、新型コロナウイルス対策のため、店内の2席を廃止させて頂きました、テラスに1席(4名)のみとなりますのでご了承下さい。


直売所では、7月1日よりレジ袋が有料になります。当店では、大3円・小2円に設定しました。
お買い物袋できれば保冷バッグをご持参下さい。
お買上金額が3,000円以上で保冷剤、4,000円以上で保冷バックと保冷剤の両方をサービスさせて頂きます。

なお、カフェでのテイクアウト用の袋は衛生面を重視して無料で提供させて頂きます。(バイオマス素材が25%以上のものを提供致します)


期間限定のセット(夏ギフトセット)を今年も用意しました、今年はいつもと趣向を変えて大人向けのセットにしてみました、ピリ辛のホットソーセージ、黒胡椒が刺激的なスティックサラミ、焼き豚等をセットに加えました。また、妻がウイスキーに合わせて手作りした焼菓子もサービスさせて頂きます。是非ご利用下さい。詳しくは商品一覧をご確認ください。(受付終了しました)


2020年1月~5月

今年は大変な年になってしまいました。皆様ご無事でお過ごしでしょうか? 

このボヤキコーナーも暫くサボっておりました。言い訳させて頂くと、1~2月は確かにサボっていましたが3月からはそれどころではないという感じでした。

私の誕生日は1月なのですが、60回目の誕生日だったため、いつもの年より家族から盛大にお祝いして貰いました。赤い腹巻等のプレゼントの他、東京に居るはずの娘がサプライズで帰って来ていたり、また、帰省できなかったもう一人の娘とはLineのビデオ通話で会うことができました。年をとったなーというのが率直な感想ですが、還暦も悪い事ばかりではないようです。この後、新型コロナウイルスの騒ぎが始まる訳ですが、何も知らずに幸せなひと時を過ごさせて貰いました。

3月に入ると、当然のことながら当店も無傷では済まず、影響がじわじわ出てきました。北海道での移動制限が出たためご来店のお客様が激減し、また北海道での感染が先行したためか全国のお客様からの注文もかなり減りました。この為致し方なく3月に10日間の営業自粛を致しました。 その後、なんとか通常営業しているものの、直売所での売り上げは半分以下に落ち込んでいます。5月に入っても道外のお客様はもちろんのこと札幌圏からのお客様もほとんどいらっしゃらない状態でした。今更ながら例年札幌からちょくちょくご来店頂いていたお客様が多かったことに驚いています。移動制限が解除されましたら、是非ご来店下さい。おかげさまで通信販売は宅のみのお蔭でしょうか例年を僅かに上回るまで回復して来ています。

新型コロナウイルスに振り回されていますが、いつまでも負けてはいられません、10日間の営業自粛期間にはソーセージ工房のペンキ塗りをしました。最初は天井だけと思っていたのですが、壁にも手を付け、最後には床までペンキ塗りしてしまいました。これであと10年間は営業できそうです。その他にもアルコールスプレーの設置やカウンターにアクリル板を設置したり、刻々と変わるウイルス情報を仕入ながらその都度対処して来ました。こうなったらしょうがありません、出来ることをやるだけです。この感じは、どこかで経験したことがあります。平成30年9月の北海道で発生した長時間の停電(ブラックアウト)です。あの時も最後は「やるだけやったらあとは天に任せるだけ」という心境でした。 

いろいろありますが、開き直るしかありません。とはいえ、夫婦共々元気で毎日ソーセージを作っていられるのはとても幸せなことだと思います。



2019年10月

何だか、いつになく肩こりがヒドイです。 原因はパソコンの使いすぎです。そうです、消費税の増税並びに軽減税率導入のおかげです。増税されること軽減税率が導入されることは、かなり前から分かっていた訳ですから、当店では4月に大金をはたいてPOS方式のレジを導入しました。と言っても6割ほどは補助が出ましたけど。(納税者の皆様ありがとうございます) 準備万端と思っていたのですが、肝心なことをコロッと忘れていました。そうです、ホームページからご注文頂くカートシステムが軽減税率に対応してないのでした。移転前のホームページは、IBMのホームページビルダーというホームページを作るためのアプリ+IPC社のダヴィンチカートというお買い物カゴに欲しいものをいれてレジに進む的なシステム+レンタルサーバで作りました。10年以上前の話で、当時としてはこのパターンが標準的であったと思います。これらのアプリのサポートは、知らないうちに、あちこちの会社に移管されていて、大丈夫?と思っていたら、なんとカートシステムのサポートが昨年末に終了していました。ここで慌てていろいろ調べ始めたのですが、私を除いて世の中は進歩しているようで、簡単にネットショップを開けるようになっていました。機能、料金等検討した結果、今ご覧のシステムを採用することにしました。簡単に構築できる反面、個性がなくなってしまうのは、少し残念ですが様々なメンテナンスを業者任せにできるのはありがたいことです。私もいつの間にか、来年1月に還暦を迎えます。楽できるところは楽させて頂いて、より製造に集中したいと思っています。
 
そんなことで、POSを導入したので「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象店になることが出来ました、超小規模店ですからもちろん「5%還元」です。(ホームページからでもクレジットカードをご利用頂ければ「5%還元」になります)お客様にとっては良いことだと思いますが、店主としては経費を考えるとちょっと複雑です。ご注意願いたいのですが、当店で使えるのはクレジットカードだけです。電子マネーやQRコードは使えません。QRコードは使えるように申請して既に受理されているので、こちらの準備としては整っているのですが、なにせ、当店ではスマホの電波が届きません。どなたか、当店にLTEを恵んでください。ついでに、光回線も恵んでください。時代は5Gだというのに、ここらの田舎にはまともな回線がありません。×××ネットなる無線方式のネットワークがあるのですが、遅いうえに度々繋がらなくなったり、プツプツ切れたりするので、ビジネスユースとしては使い物にならないのでさっさと解約してしまいました。クレジットカード利用中に繋がらなくなったら困ってしまいます。

 いろいろボヤイてしまいましたが、最後に一つ、先にボヤイた「キャッシュレス・消費者還元事業」の続きになってしまいますが、受理されると経済産業省から店頭用広報ツールというのが送られてきます。「キットA」が届いたと思ったら、しばらくして「キットB」が届きました。「キットA]は全店舗共通の広報ツールで「キットB」は各店舗固有のものだそうだ。とっても立派なのですが、当店では大量のグッズの中からポスターとシールなど3点だけ使っています。大きなお店なら、いっぱい必要なのでしょうが、当店ではこれで十分です。増税して、減税して複雑極まる制度になって、増税したのにそのために税金をいっぱい使って何なんでしょう?と思ってしまいます。

 いやー、一杯ボヤイてしまいました、さて気持ちを切り替えてソーセージ作りまーす。

お知らせ

店主のボヤキ追記しました。2024年4月分です。
お暇でしたらお付き合いください。

カフェ(ホットドッグ専門店)は、6月中旬より営業再開の予定です。


直売所営業カレンダー

営業時間
4月~10月 10:00~17:00
11月~4月 11:00~16:00
1月は全休
カフェ営業カレンダー

6月中旬~8月の

土曜・日曜・祝日のみ営業
営業時間
11:00~15:00
(無くなり次第閉店とさせて頂きます)